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太陽光設備の事故リスク

「大赤字のまま撤退を強いられる状況」は保険で回避できる

保険に加入をしている場合、ランニングコストは増加するものの、投資額を取り返せないまま大損失を抱えて終わることは稀です。なぜなら、太陽光発電投資の利益はFIT制度により強力に支えられており、基本的に投資額以上のリターンを得られるよう設計されているからです。

空室リスクのある不動産投資のように、物件を購入したものの「入居者が現れずに赤字」という事態は起こり得ず、太陽光発電投資は太陽光さえあれば収入を得られます。そのため、保険に加入して万が一に備えさえすれば、収益の構造的に大赤字を抱えたまま撤退を余儀なくされる可能性はわずかだといえるのです。

一方、保険に加入しなければ、ランニングコストはかからないものの多大なリスクを背負うこととなり、場合によっては再起不能になるほどの損失を抱えてしまいます。

保険未加入の場合は投資額以上の損失も懸念される

保険に加入しなければ、事故の内容次第で際限なく損失が発生します。

たとえば、管理不足により設備の設置に不備があり、暴風によって太陽光パネルが飛散して近隣住民に多大な被害を与えれば、太陽光発電所の修繕費だけでなく賠償金も負担としてのしかかります。

隣家の修理にかかる費用、怪我を負わせた人の治療にかかる費用など、被害のスケールによっては多方面から賠償金を請求される可能性があり、膨大な金額の損失になりかねません。

保険の加入を渋ったために、身の丈を超えるレベルの損失に悩まされても、あとから解決する術はありません。こういった理由により、基本的には保険に加入すべきだと判断できます。

よくある事故や破損

  • 火災
  • 水災
  • 雪災
  • 地震
  • 盗難
  • 爆発
  • 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など
  • 落雷
  • 風災
  • 雹災

下記のような事故にあわれた場合

火災により太陽光発電が壊れた場合

火災保険では太陽光発電は「建物」に含まれます。火災により損害を受けた場合は、建物に受けた損害として損害額が算定されます。ただし、火災保険契約後に太陽光発電を設置した場合は、建物の設定保険金額を見直しておかないと、補償額が足りなくなる恐れがあるため、注意しましょう。

太陽光パネルの盗難被害にあった場合

太陽光パネルは大きく重量もあるため、盗難被害を受ける可能性は低いでしょう。しかし、万一盗難被害にあった場合には、火災保険の契約内容に「盗難補償」が付いていれば補償対象となります。

「盗難」と聞くと、身近ではない気がしてしまう人も多いでしょう。しかし、警視庁のデータによると盗難は1日約120件以上起こっており、火災保険の支払い件数が多いのも「盗難」となっています。「盗難補償」はオプションとして扱っている保険会社が多いため、加入している契約の保険証券で確認することをおすすめします。プランの中に組み込まれている場合もあるため、分からない場合は保険会社に確認しましょう。

落雷により太陽光パネルやパワコンが破裂した場合

火災保険では「火災・落雷・破裂・爆発」による被害は基本補償に含まれています。そのため、落雷によって太陽光パネルが破損した場合も、火災保険は適用されます。落雷での被害として、よくあるケースは以下の3つです。

  • 落雷により太陽光パネルが損傷し、出火した
  • 落雷の影響で太陽光パネルが破損した
  • 近くに落雷したことにより、誘導雷によって太陽光パネルが故障した

上記の被害を受けた場合は、保険会社に連絡しましょう。

台風などの強風で太陽光パネルが飛ばされた場合

火災保険では「火災・落雷・破裂・爆発」の他にも特約として「風災補償」が用意されています。「風災補償」を特約として付加していれば、台風などの強風で太陽光パネルが飛ばされた場合でも、火災保険で補償される可能性が高いです。
近年、日本でも大型の台風や風災による被害が増加しているため、加入している契約に補償が付いているか一度確認しておくことをおすすめします。

太陽光発電設備に物が直撃して破損された場合

台風などの災害では「太陽光パネルが飛ばされる」ということ以外に、以下のようなことも想定されます。

  • 物が飛んできて、太陽光パネルが破損する
  • 物が落下してきたことによる太陽光発電の破損

上記のような状況では火災保険の「物体の飛来・落下」が適用される可能性が高いです。
「物体の飛来・落下」の補償も「「風災補償」と同様にオプションとして設定されていることが多いので、加入しているプランに含まれているか確認しておく必要があります。

大雨による浸水で太陽光発電システムが故障した場合近年雨量が増えている影響で、大雨による浸水被害も増えています。例えば、以下のような場合があげられます。

  • 台風や大雨の影響で川が氾濫したことによる浸水
  • ゲリラ豪雨でマンホールの水があふれたことによる浸水
  • 大雨や台風の影響で雨漏りを起こし、家具や家電が故障した

これらの場合は、火災保険の「水災補償」を受けられる可能性があります。ただし、水災補償には以下の支払い条件があるため、注意が必要です。

  • 建物・家財の再調達価格に対して30%以上の損害を受けている場合
  • 床上浸水(畳みやフローリングなど居住部分の床を超える浸水)または、地盤面から45cmを超える浸水によって損害が生じている場合

被害にあっても、上記の支払い条件を満たしていなければ保険金は支払われません。

強風で太陽光パネルが飛び、他人に損害を与えた場合

太陽光パネルが飛び、他人に損害を与えてしまった場合は「個人賠償責任保険」が適用されます。

太陽光パネルが飛んだことによる事例のほかに、下記のようなケースも補償対象です。

太陽光発電の保証や補償はどうなっているか?すべてのメーカーが出力保証や発電保証をしており、最低でも10年間は一定以上太陽光パネルが発電すること無料で約束しています。

また、お金を出せばさらに期間を長くできるメーカーもあります。

さらに、メーカーによっては自然災害補償や本来は施工会社がすべき雨漏り保証などもメーカーで請け負っているところもあります。※通常、製品自体に対する保証はメーカー、工事に対する保証は施工店がするものです。

主要メーカーの保証や保証状況

メーカー名保証期間補償内容補足
シャープ10年 有料15年特になし特になし
京セラ10年 有料20年自然災害補償無料で10年、有料15年
三菱電機20年特になし特になし
パナソニック10年特になし特になし
東芝10年 有料20年特になし特になし
ソーラーフロンティア20年特になし特になし
サンテックパワー25年特になし特になし
カナディアンソーラー25年特になし特になし
長州産業20年雨漏り補償無料10年補償
Qセルズ25年自然災害補償無料10年補償

※自然災害補償は、火災・破裂・爆発・盗難・建物外部からの物体の衝突、落下、飛来、落雷・風災・雪災災・雹災災・風災・水災などが適用の対象となります。

施設内に子どもが侵入し感電

太陽光発電では、近隣の子どもが施設内に入り込みけがをするケースが頻繁に起こっています。中には送電線がある敷地内にフェンスを越えて侵入した子どもが感電してしまった事例も。この事例では安全対策に不備があったとして、太陽光発電の所有者が損害賠償請求を受けました。事故に備えられる保険に加入しておくべきとわかる事例です。柵やフェンスをしっかりと設置して発電設備といっしょにメンテナンスしてくれる業者を選んでおくことがもちろん重要ですが、太陽光発電の保証に対応している保険会社も押さえておかなければなりません。

パネルが倒れて出入り業者が負傷

太陽光パネルを設置する架台の設置が甘く、パネルが倒れてしまい出入り業者が負傷した事例でも太陽光発電所有者が損害賠償請求を受けています。質の悪い業者が工事の手を抜きがちな箇所が架台。事故が起きやすいポイントだと言えます。架台での事故を補償してくれる保険に加入してリスクヘッジしておく必要があります。

突風で吹き飛んだパネルが走行中の車に衝突

太陽光パネルが突風で吹き飛び近くを走行中の車に衝突したことで、車の所有者が太陽光パネルの所有者に損害賠償を請求するという事例が報告されています。この場合の焦点はシステムの設置または保存に瑕疵(かし)があるかどうかです。設備所有者がメンテナンスを怠った、強風が吹いた際に安全対策を取っていなかったといった判断された場合は、損害賠償責任を負うことになります。

パネルの反射光問題で損害賠償訴訟へ発展

設置業者の設計ミスにより反射光問題が発生し、隣の家の住人に損害賠償を請求されたというケースが報告されているようです。設置業者がパネルの反射光を確認しないまま施工を行い、結果的に隣の家の2階の窓に反射光が当たるようになってしまったというものです。設計段階で反射光の確認をしておけば防げた問題でした。太陽光発電設備をめぐる損害賠償請求は、設備の設計段階から未然に防げるものが多いということがうかがえます。

電力会社側の設備に事故が起こり売電停止になった場合

  • 火災保険(休業補償)で対応可能ですか?
  • 動物が原因で、電力会社側の設備に事故が起こり、売電がストップしその期間は、火災保険(休業補償)で対応可能ですか?

上記事故の場合、補償対象外となります。太陽光発電設備の火災保険(休業補償)の場合、自身が所有する設備と、ユーティリティ設備では、対象事故の補償範囲が異なります。

※保険会社によっては、ユーティリティー設備が原因の事故でも売電を補償するものもあり、Mr.(ミスター)太陽光保険でもご案内が可能です。

今回のケースを整理すると下記の通り。

  • 事故が発生した設備・・・電力会社側の設備
  • 事故が発生した原因・・・動物によるもの

動物が原因の事故に対応できる補償は「その他偶然な破損事故等」の可能性が考えられます。一方で、ユーティリティ設備に対する「その他偶然な破損事故等」は補償対象外となっています。ご加入をご検討される場合、補償範囲の違いも確認しておきましょう。

本記事は、記事作成日時点での情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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